sasakiyukaokomariのブログ

海外生活お困りごと相談&サポート110番

コンサルタントって一体何してる人??

「コンサルタントって一体どんな職業なの?」


こんにちは。海外生活お困りごと110番の佐々木ゆうかです。 


コンサルタントってわかるようなわからないような職業ですよね。そもそも何をもってコンサルタントというのか? 


 基本的に、コンサルタントは「なんでも屋」だと思っています。 


ただ、「なんでも屋」にもいろいろ専門分野があり、その分野の中で手を変え品を変え、さまざまなツールを駆使してクライアントが望む結果を導き出します。実績と経験ももちろん必要ですが、そのツールが例えば数か国語に通じているとか、ITプログラムの開発や公認会計士のような資格を有しているとか基礎工事からインテリアデザインまで一貫したサービスを提供できるとか幅があるほど需要が高くなります。 


私が主に行っているのは、製品やサービスの品質のばらつきを抑え、企業の業務プロセスを改善し、得られたリターンを数値化し更なる経営戦略につなげるというかなりオタクな仕事です。 


なので、「どんな仕事をしているんですか?」と聞かれると、「品質管理と経営戦略のコンサルです。」とわかるようなわからないないような答えになってしまいます。 


また、コンサルタント業務と一口に言っても、


1) いくつかのクライアント企業と契約を結んでアドバイザー的な役割を担う個人コンサル。 

2) 特定のコンサルタント会社に所属し、各企業に派遣される派遣型コンサル。

 3) 企業に正社員として雇用され、社内の様々な部署に「社内派遣」されプロジェクト管理などを行うコンサル。 


などなど様々な形態があります。私は2週間前までは3)の社内派遣型コンサルをしていましたが、現在はITコンサルタント会社に所属しながら長期契約を結んでクライアント企業でプロジェクト管理を行う2)の業務をしています。 


個人的な感想ですが、コンサル業の長所は、 


時間の融通がききやすく、正社員に比べ賃金が高い。 

- 人事やオフィスのゴタゴタに巻き込まれなくて済む。 

- 希望する人手やリソースを直ぐに提供してくれるクライアントが多く、業務に集中できる環境が整っている。 

- プロジェクトベースの需要が高いため、結果が表れやすく達成感がある。 


逆に短所は


- コンサルタントに対するクライアントの期待度が圧倒的に高い。プレッシャーが半端ない。 

- 引き継ぎや業務のオリエンテーションが最小限であることが多く、しかし高い即戦力が求められる。 

- 期限以内に成果を出さなければ、それ以上の報酬は出ないことがある。 

- 福利厚生がつかない、もしくは充実度に欠ける。 

- クライアントの予算の都合により遅延、もしくはキャンセルが発生することがある。 

- 業務完了後、次の業務やクライアントが待っているとは限らない。 などです。


いわば自営業色が濃い業種なので、次の仕事が確保できるよう自分で動かないといけません。例えば、私は営業や集客が得意ではないため、マーケティングサービスをいくつか利用し、ネットワーク作業をお願いしています。もちろんこのエージェンシー自体も外注のコンサル会社です。 


そんな私がなぜ海外生活の困りごとや駐在ファミリーのためのサービスを行おうという考えに至ったのか、次回お話ししたいと思います。


 *****自己紹介**** 

佐々木 ゆうか 1984年よりアメリカ合衆国在住。製造、オペレーション、ロジスティクス、財務、マーケティング、営業、人事、マスターデータ、顧客管理、コーチング&トレーニングなど多岐にわたる分野で日本と米国の民間及び政府の両セクターでコンサルタント業務にあたる。 


 お困りごとのご相談はお気軽にメール、またはFacebookメッセージにてどうぞ! Facebookページ https://m.facebook.com/profile.php メールアドレス: Yuka32@msn.com



寄り添うということ。


目に眩しいくらいの青空が広がった冬の一日の今日。


こんにちは。海外生活お困りごと110番の佐々木ゆうかです。


私は、この20年ほどいろいろな企業でコンサルタントをしています。コンサルにも様々な専門分野と形態がありますが、限られた期間と予算の中でクライアントが望む結果以上のものをどこまで提供できるかが共通した最大の課題です。


そのためには、クライアントがなにをどのような理由で必要としているのかを、それこそ1から100まで徹底的に知る必要があります。その上で知識、ツール、ネットワークを総動員し、クライアントに喜んでもらえるサービスや製品を提供するのです。早い段階でこのコミュニケーションがしっかりできていないと、当然のごとく結果に不具合が生じます。



前回お知らせした交通事故で突然亡くなった友人の夫で、私たち夫婦の20年来の親友であるトミーがもろもろの理由から現在私たちと一緒に暮らしています。再婚してすぐに妻を失った悲しみと苦しみは相当なものであるはずなのに、私たちを心配させまいと気丈に振舞い、迷惑をかけまいと遠慮する。そして、その姿を見るのが辛い。



「自分のうちだと思ってくつろいでね。」


「冷蔵庫の中にあるもの、勝手になんでも食べていいからね。」


「買い物に行くけど、何か必要なものある?」



ありがとう、とはいうけれど、決して冷蔵庫は開けず、必要なものはないと言い、2階にあるリビングにも来ません。



あなたは私達にとって家族なんだよ、ひとりで全てを抱え込まなくてもいいんだよ、私たちはここにいるよ、と言う思いに駆られた私はなるべく彼が1人にならないように配慮し、ご飯を作り、2階のリビングに来やすいように階段の電気をつけたままにし、彼のその日の状況を逐一主人に報告しました。



そんな私に主人は、言いました。


Tommy is not your project.



彼はお前のプロジェクトではない。立派な大人であり、妻を失った苦しみに自分の力で立ち向かっている。自分たちがいる2階にこないのは遠慮からではない、思いやりからだ。親友が一番望んでいることを知ることもなく、自分の思い込みでやりすぎてはいけない。



主人の言葉を聞いて、私はまだまだだな、と思いました。親友としても、コンサルタントとしても。




*****自己紹介****

佐々木 ゆうか

1984年よりアメリカ合衆国在住。製造、オペレーション、ロジスティクス、財務、マーケティング、営業、人事、マスターデータ、顧客管理、コーチング&トレーニングなど多岐にわたる分野で日本と米国の民間及び政府の両セクターでコンサルタント業務にあたる。


メールアドレス:

Yuka32@msn.com

Facebookページ https://m.facebook.com/profile.php

突然逝ってしまった大切な友人。

先週の今日、大切な友人を亡くしました。


こんにちは。海外生活お困りごと110番の佐々木ゆうかです。


「エレンが亡くなった。」


そんな主人の言葉で目が覚めた火曜の朝。

「え、今なんて言ったの?」


耳を疑う、何かの冗談、いや、私の聞き間違いに違いないと祈るような気持ちで聞き返しました。


「エレンが交通事故で昨日亡くなった。ってメッセージがトミーから来てた…。」


主人と私の20年来の親友であるトミーは、4人の子供をもうけた18年の結婚生活が破局に終わり、数年の独身生活の後、やはり不幸な離婚を経験したエレンと出会い、昨年結婚したばかりでした。私たち夫婦もエレンと初めて会った数年前のその日から意気投合し、以来4人で仲良い付き合いを続けていました。


そこにいるだけで、周りがパッと明るくなるようなエレン。政治の話からワインの知識まで話題が豊富で話術に長け、よく笑い、よく食べ、初対面の人をもすぐさま魅了する彼女は、知的障害を持つ人々の権利のために戦い、薬物中毒で収監された女性たちの社会復帰と更生のために州政府で働くベテランキャリアウーマン。強くて美しく、果敢で自分の意見に絶対の自信を持ち、途方もなく明るく人生を一生懸命生きるアメリカ女性の代表のような人。


大晦日に夫婦一緒に来てくれて「これなんていう料理?すごく美味しいわ!」と私が作ったお煮しめをひどく気に入り、「4月に面白いポジションがあるのよ。どう、一緒に仕事しない?」と誘ってくれ、大晦日恒例の庭で焚き火を囲んで打ち上げた花火を見ながら「2021年は絶対に良い年にしようね!」とニコニコしながら乾杯したのに。


エレンが亡くなってちょうど1週間目の今、私たちの自宅に残された夫のトミーが来ています。事故現場でエレンの蘇生に努めながらも助けることが出来なかったトミー。生々しいその時のことが頭から離れず、永遠のようにも思えるこの1週間。彼女のことを話す時、過去形と現在形が混在する文章が今の彼自身の心を表し胸が締め付けられる思いです。こんな時、英語はなんて厳しく残酷な言語なんだろうかと思います。


そんな中でも私たち3人は、一緒にご飯を食べ、笑い、冗談を言い、そして祈る。たわいのない冗談を言ってはゲラゲラと笑うことで自分を支えているといった方が正しいかもしれません。そして、祈りは天に召されたエレンのためではなく、むしろ生きている私たちが、トミーがこの悲しみを乗り越えエレンの分も生きていけるよう慰めと励まし勇気を与えてくださいというもの。


事実、これからこの事故を起こした当事者の刑事訴追、保険、お金、両方の家族の関係、そして何より事故現場で全てを目撃し、最愛の妻を亡くしたトミーの精神の安定をどうするかを考えねばなりません。彼にとって家族同様の私たちに課された役割は大きく、簡単なものではないと思っています。




*****自己紹介****

佐々木 ゆうか

1984年よりアメリカ合衆国在住。製造、オペレーション、ロジスティクス、財務、マーケティング、営業、人事、マスターデータ、顧客管理、コーチング&トレーニングなど多岐にわたる分野で日本と米国の民間及び政府の両セクターでコンサルタント業務にあたる。


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